静岡県外企業での就業についてのアンケート

こんにちは。
株式会社チームフォワードの竹田です。

「静岡支社」「静岡支店」「静岡工場」など、本社が静岡県外にある企業の静岡拠点における採用は、
全企業に共通する採用の難しさに加え、“県内本社企業との比較”という軸が加わることでの難しさが存在します。

このような場面でよく伺うのは、
「認知度が足りないのではないか」→「採用ブランディングをしなければ!」というお話です。
アウトプットとしては、SNSで静岡拠点を紹介するというものが多いように感じます。
この場合、
課題:認知度不足
目的:採用ブランディング
解決策:SNS運用
ということになる訳ですが、果たして本当に認知度が低いから応募しないのでしょうか。
ケースバイケースではあるものの、静岡規模の地方都市に拠点を置ける企業は大企業であるケースが多く、
名前を聞けば分かる、もしくは、ちょっと調べればすごい企業だと分かる場合もよくあるものです。
もし名前は分からなかったとしても、給与・休日・福利厚生といった待遇は大企業水準なので、「おや、この企業はなんかすごそうだぞ」となりそうな気もします。

本当に、知られていないから応募しないの?が気になったので、アンケートを取ってみました。
該当する企業の方に少しでもお役に立てれば幸いです。

【アンケート概要】

回収期間:2025年2月28日~3月1日
ターゲット:<居住地>静岡県<年齢>20~49歳<職業>会社員(正社員)
サンプル数:300
回収主体:株式会社チームフォワード

Q1. 静岡県外に本社がある企業の静岡支社で働くことについて、どのような印象を持っていますか?(単一選択)

「よく知らないため判断できない」が40.67%で第一位。確かに「知らない」は採用活動のボトルネックになりそうな雰囲気。一方で、とても良い+やや良い印象を持っている人は48%と、希望が持てそうな回答をしている人も結構多そうです。


定量データではありませんが、参考までにとても良い+やや良い印象を持っている人に理由を聞いてみました。
(テキスト回答の中で有効なものをピックアップしています)

・県外に本社があるにもかかわらず、静岡県に支社があるためそれなりに大きい企業であることがうかがえるから。
・ 自分の会社がそうだから。他地域の人と交流ができるし、なにかしら特典がある。
・静岡にも進出してくるということは大きい会社だと思うので良いことだと思いました。
・全国展開の可能性や静岡に対して何か気持ちがあったのかと思うので。
・ 今自分は県下に本社がある中小企業に大学卒業から約20年勤めているので正直なんともいえない質問ですが、県外に本社があっても、安定的であるならば気にしないと思います。
・都道府県という括りはもう必要なく日本全体がひとつになっていくべきである、隔たりはなくしていこう
・自分の経験を生かす、または積むチャンスを得られそうだから。
・自分自身がその様な企業への転職を希望するから。
・自分自身が静岡県外に本社がある静岡支社で働いていたことがあり良かったから
・事務所があるということは、静岡県にそれだけ需要があるということだから。

続いて、「よく知らないため判断できない」を選択した人たちにも「何を知れれば判断できるのか」を聞いてみました。

・どのような仕事なのか詳しい情報があれば判断しやすくなる
・フレックスや社員の評価の具体的な方法を知りたい
・静岡県に支店がある理由
・実際にその立場にいる人らが書いたレポート
・働いてる人の声
・支店のカバーする範囲、客層、待遇


Q2.静岡県外に本社がある企業の静岡支社に転職する際に、不安に感じることは何ですか?


Q3.どのような条件が整っていれば、静岡県外に本社がある企業の静岡支社で働くことを前向きに考えられますか?(複数選択可)

Q4. 静岡県外に本社がある企業の静岡支社の採用情報を知る際、どのような情報があれば転職を前向きに検討しやすくなりますか?(複数選択可)

Q2、Q3を見ると、予想どおりと言いますか、「県外本社だから、いずれ転勤・異動があるだろう」という不安があることが分かります。
この点については、“未来永劫、絶対にない”と言える企業はないでしょうから、
「制度上、転勤はない」とか
「今までに転勤した人はいない」とか
安心してもらえる材料については提供したほうが良いですが、この不安を打ち消すことが有効な策にはならなそうです。

一方で、Q4では、「仕事内容やキャリアパス」が34%で第二位に挙がっています。やはり待遇面での期待が最も大きいですが、“県外企業だからこそ”求めたいものとして、そこで得られる経験値もあるのかもしれません。

県内に本社がある企業であっても、一般に名前が知られているのはごく僅かです。
社名そのものの認知度を上げるというよりは、“何が出来る会社なのか”“何を得られる会社なのか”という情報を広めていくことで、これまで出会えなかった人材を獲得できる可能性は広がりそうです。

Q1の追加質問では、県外本社企業勤務経験者の「働いてみたらよかった」という意見が一定数見られました。県外本社企業に勤めたことがない人にとっては、感覚が掴めない部分が大きいと思いますので、経験談を複数用意することで働くイメージをしてもらう、安心材料にしてもらう、というアプローチ方法も有効になりそうです。

冒頭に「採用ブランディング」という言葉を挙げましたが、“良く見せる”ことではなく、“ありのままが伝わる”為のブランディング施策にチャレンジすることも一手ではないでしょうか。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

株式会社チームフォワード代表取締役。
静岡県立浜松南高校 卒業。
静岡県立大学 経営情報学部 卒業。
株式会社マイナビで10年以上の人材コンサルティング経験。静岡県内の中途採用部門責任者として地方企業の採用支援に従事した後、教育研修事業部門の営業部長となり、日本を代表する大手企業への人材育成・組織開発のコンサルティング営業、及び、組織マネジメントを行う。
地元静岡にUターンし、転職エージェントで企業担当/キャリアアドバイザーを経験。                  
2022年 株式会社チームフォワード 創業。

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