【株式会社丸橋運送さま】採用ブランディングで「会社の中がわかる導線づくり」が採用成功のカギに

「美味しいを、美味しいままで。」お客様が心をこめて作られた商品を「美味しいまま」お届けすることをモットーに、食品の物流をとおして地域社会の発展に貢献している株式会社丸橋運送の橋本社長にお話を伺いました。
【企業概要】
●企業名:株式会社丸橋運送 様
●業種:一般貨物自動車運送事業、自動車運送取扱事業【実施内容】
●求人広告、採用ブランディング(ブランド設計からホームページ、SNS、動画への展開)【成果】
●2年間で応募数4.5倍、採用数5.5倍
求人広告に限界を感じていた
— チームフォワードに依頼する前は、どのような課題をお持ちだったのでしょうか。

橋本社長:
年々採用が厳しくなっていましたね。以前は、求人広告を出せば応募がバンバン来て、1ヶ月で5人入社するような時期もあったんです。でも、その時は逆に5人辞めることもあって、結局意味がなかったんですよ。
竹田:
トラックドライバーの採用は、年々難しくなっていますよね。
どの業界もそうですが、手法を変えたからといって、すぐに結果が変わるわけでもないので、
原因をしっかりと突き止める必要があるんですよね。
橋本社長:
そうですね。なので、会社としてまず向き合ったのは「辞めない環境づくり」でした。
採用が減っていくなら、まずは今いる人たちが出ていかないようにしないと、人数は減る一方ですから。
待遇面を整えて、休日もしっかり取れるようにする。
そういった改善を積み重ねて、なんとか離職率を下げること自体はできていたのかなと思います。
竹田:
退職が続くと「とにかく1人入れて!」になりがちで、
どうしても短期的な視点での採用活動になりやすいのですが、
御社の場合は、離職が極端に多い環境ではなかったので、
腰を据えて長期目線で戦略を組める土台があったのがすごく良かったなと思っています。
橋本社長:
辞めることを防ぐ土台はできても、次は応募者・採用数が伸びないという課題が残りました。
そこで、求人広告の枠の中だけではなく、別のやり方を模索したいと思ったんです。
求人広告の運用の中でできることは、媒体を変えるか、中身の原稿を変えるか…。
結局それくらいになってしまうので、同じことを繰り返しても効果が出ないだろうなとは思っていました。
竹田:
仰る通り、求人広告だけでできる施策には限界がありますし、
広告の中だけで何とかする時代ではなくなってきているなという感覚が当時からありました。
橋本社長:
なので、採用コンサルをしている竹田さんであれば、色々なことを知っているだろうなと思って、
相談させていただいたんですよね。
竹田:
そうですね。根本的に何かを変えていかないと厳しい状況だったので、
そのタイミングで声をかけてもらえたのは、責任を持って採用できる仕組みを作るチャンスを頂けた気がして、とても嬉しかったです。
「伝える場があれば変わる」─ オウンドメディア導入へ
— チームフォワードがご支援させて頂いて、よかったと思うことはありますか?

橋本社長:
オウンドメディア(YouTube・Instagram・ホームページ)を提案・導入してもらってからは、
明らかに応募数と採用数が増えました。倍以上でしたね。
■ホームページ
https://www.maruhashi-exp.jp/recruit/■インスタグラム
https://www.instagram.com/maruhashi_saiyo/■Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCGIZ305BMSZigU2oyrpdnig
竹田:
2025年時点ではまだ「会社のことが分かる状態」を作れている企業が少ないので、会社理解の材料を整えるだけで採用ターゲットに選ばれる市場環境にあるんですよね。投稿数もある程度たまってくると、応募者が判断できる情報量が増えて、「安心して応募できる状態」を作りやすくなるので。
橋本社長:
面接でも「ホームページ見ました」「Instagram見ました」という方がほとんどで、面接に来る時点で会社への理解度が違うので話が進みやすかったです。結果として、応募数だけでなく採用にもつながりやすくなったと思います。
未経験の方に響いたのは特にInstagramで、「自分もここに入っていけそう」と感じてもらえたのは大きかったですね。
竹田:
トラックドライバーの採用って、外から見ると運送会社同士の違いが分かりづらいんですよね。
そうなると、どうしても「お給料勝負」になりがち。この土俵で戦っている以上、いずれ限界が来るのは明らかですので、まずは土俵から降りて、異なったアプローチ方法を見つける必要があると考えました。そこで、外からは見えない丸橋運送さまを見せることからご支援をスタートしました。
橋本社長:
実際にお付き合いをはじめて、最初に取り組んでくれたのが、社員へのインタビューでしたよね。
竹田:
はい、「外から見えない丸橋運送」をしっかり把握することからはじめました。実際に長く働いている方が何十人もいる訳ですから、そこには必ず、外から見えない魅力が隠れているはずだと思ったんです。
社員の皆さんが口をそろえて言っていたのが、「ちょうどいい距離感」でした。
孤独を感じることはないけれど、干渉されすぎることもない。ほどよくほっといてくれる、という感覚が皆さんに共通していたんですよね。
橋本社長:
そこが魅力になるって言ってくれて、求人票にも反映していったんですよね。そこから、応募者の年齢は若くなって、応募も増えてきたんだけど、なかなか面接に来てくれないとか、そんなことが続いていたのが 1年目だったかな。
竹田:
そうでしたよね。応募者情報と選考プロセス、選考結果を一人ひとり分析していくと、「伝えていることは間違っていないが、情報量が不足している」ことが課題だということが確信できました。例えば、丸橋運送さまにこういう魅力があるということを、私が会って直接プレゼンできる場があれば伝わる自信はあるんですよ。でも現実的にそれは不可能なので、直接は伝えられないにしても、 50%でも60 %だけでも伝わる場があったら変わるんじゃないか?というところで、 2年目にご提案をさせていただいたのがオウンドメディアだったんですよね。
ー実際にオウンドメディアを始めてみて、いかがでしたか?
橋本社長:
間違いなく効果はありましたね。8月時点で、40件ほど投稿がたまっていたのも良かったと思います。ホームページやInstagramの導線をもっと整えていけば、さらに応募者は増えていきそうだな、という手応えもありました。
竹田:
従業員の皆さんと私で採用チームを組ませていただいて、とにかく色々なコンテンツを作りましたよね。YouTube用に1日の流れや仕事のエピソードみたいなものからスタートして、Instagram用に私もトラックを運転させてもらったりもしました。とにかくコンテンツと導線をしっかり組み立てていきましたね。
橋本社長:
一般的には、ちょっとこの会社気になるなと思ったら、まずホームページを見ますよね。うちの場合、トップページにインスタを置くようにホームページを改修したじゃないですか。そこで、インスタを見てもらえるようになったのも大きかったなと思います。実際、その夏以降の応募者は、ほとんどの方がオウンドメディアを見てくれていました。
竹田:
ここ数年、採用マーケティングや採用ブランディングって結構流行りだったりするんですが、結局本当に効果があるのかどうかというのは、なかなか見えにくいんですよね。ただ、今回実際にやっていただいて、きちんとコミュニケーションを設計すれば結果が変わるっていうことがわかって、本当に良かったなと思ってます。
情報共有をしながら二人三脚でやっていきたい
— 最後に、これからチームフォワードに期待することを教えて頂けますか?

橋本社長:
大きく何かを変えてほしい!というよりは、これからもトレンドに合わせてアップデートしていってもらえたら嬉しいです。
採用の世界は変化が速いと思いますし、専任でやっていくことも難しかったりするので、トレンドや変化に追いつけるように支えてもらえたらありがたいです。
竹田:
採用市場も発信手段も本当に変化が速いので、常に最適解を更新し続ける必要がありますよね。
今後も丸橋運送さまの状況に合わせて、負荷が過度にならない形でアップデートと改善を積み重ね、
伴走していければと思っています。
橋本社長:
他にもキャリアコンサルタントの方とお話しする機会はありましたが、竹田さんが一番、自分のペースに合っていると感じました。こちらの状況に合わせてくれている、というのをすごく感じます。ホームページ制作なども、こちらの事情でお待たせしてしまうことがあったのですが、無理をさせない形で進めてくれたのが、とてもありがたかったです。
竹田:
大変ありがたいお言葉です。採用がうまくいかなかった話を聞いていくと、内容以前に「人と人の関係性」が原因になっているケースが多いと感じています。社外からお手伝いする採用支援会社としては、「人と人の関係性」は一番大事にしているところです。どんなに正しいことを言っていても、「あの人の言うことは聞きたくない」と思われてしまったら、その時点でご支援は難しくなってしまいますので。
本日は、お忙しい中貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。

【あとがき】
丸橋運送さまとお付き合いさせて頂いてから、約1年8カ月間の感想を橋本社長に伺いました。
トラックドライバーになりたい人は多くの場合、明確な動機がある。その一方、動機がない人を振り向かせることは非常に難易度が高い。そんな職種特性から、焼津でトラックドライバーになりたいと思い立ったら、自然と丸橋運送さまが選ばれるという状態をゴールに据え、お手伝いさせて頂きました。
ここには書かれていませんが、採用改善が出来た理由のひとつは、
今回インタビューさせて頂いた橋本社長ご自身にあります。
ご支援当初のインタビューや日々のお打合せの中で、
橋本社長が事業にも人にも誠実に向き合ってこられた方であること、
それが制度や風土にも表れているということがよく分かりました。
オウンドメディアでの発信を設計する際にも、この「誠実」「真面目」な印象からずれたものにならないということは常に意識していました。
実際に入社した方にもインタビューをしていると、「しっかりした会社だと思った」「ちゃんと面倒を見てくれそうだと感じた」などの”応募理由”がよく聞かれます。
ここまでは採用ブランディングが担当する領域ですが、オウンドメディアで何を語ったとしても、
面接で対峙する面接官の印象に勝るものはありません。実は、”入社理由”については、「面接で会った社長の印象がインスタで見たとおりだった」「丁寧に話を聞いてくれる面接で、安心できた」など、面接での印象を語る方が多くいらっしゃいます。
面接以降のプロセスで魅力付けができたのは、橋本社長が人と向き合う姿勢に他ならないと確信しています。
弊社は、元々ある魅力をスピーカーのように増幅して、世の中に伝わるよう設計するだけ。100社あれば100通りの魅力を顕在化し、違いが分かるようにすることが採用ブランディングと考えます。
橋本社長、貴重なお時間を頂きありがとうございました。

