【学校法人静岡自動車学園さま】的確な情報提供が、成果を生むパートナーシップの礎に

1940年設立。自動車学校と自動車整備専門学校という2つの事業を柱に、80年以上に渡って静岡県内の「よりよいクルマ社会」を創り続けてきた学校法人静岡自動車学園の漆畑さんにお話を伺いました。

企業概要
●法人名:学校法人静岡自動車学園様

●業種:静岡県内で自動車学校4校、自動車整備士専門学校2校の運営

【実施内容】
●ダイレクトリクルーティング、採用動画制作、求人広告、転職フェア

【成果】
●約6ヵ月間で1級自動車整備士2名、自動車教習インストラクター3名の採用

目次

採用担当としての基準が欲しかった

— 漆畑さんは、2024年4月に採用担当に着任されたと思いますが、当時のビジョンなどはありましたか?

漆畑さん:
採用については専門性がなかったので、まずは相場を知ろうと思いました。自分の中で基準が欲しかったんですよね。当然ながら、成果を出したいという気持ちはあったので、前例踏襲すれば良いとも思っていませんでした。当たり前を疑い、これまでやっていたことももう一度見直しました。

竹田:
今思い返すと、着任当時の漆畑さんからは、費用や効果など、とにかくいろいろな数字についてご質問頂いた記憶があります。あれは基準作りだったんですね。

漆畑さん:
はい、やはり基準がなければ、自分で考えられませんから。そこは最初のうちにしっかりやりました。

ー当初、チームフォワードの印象はいかがでしたか?

漆畑さん:
はい、具体的な数字やメリットを教えてくれたの好印象でしたね。
これは採用担当になってびっくりしたことなんですが、毎日本当にたくさんの営業電話が掛かって来ます。
最初のうちは勉強も兼ねて、なるべく話を聞くようにしていましたが、皆さんキャンペーンの話ばかりなんですよね。
竹田さんみたいに、成果のシュミレーションとか、こちらが考えやすいような数字を出してくれる会社さんって実はあまりなくって。

竹田:
そうなんですね!それは意外でした。
弊社は「組織課題を解決する採用屋」を自負しているので、漆畑さんのお話を伺う時も頭の中では組織課題の解決を考えています。
その意味で、実は採用人数そのものが目的ではないと考えているのですが、
採用が入口であることは間違いないので、少なくともより早く、より安くそこに到達する方法を提案させて頂くことがお付き合い頂く理由と考えています。

市場分析から戦術の実行までを代わりにやってくれたという感覚

— チームフォワードがご支援させて頂いて、よかったと思うことはありますか?

漆畑さん:
やっぱり結果ですね。今年度の採用人数は、当初のシュミレーションの約2倍になりました。
そのうち、知人紹介やホームページなど、受動的な手法での採用がちょうど半分。
ほとんど、当初のシュミレーションどおりの人数でした。
ということは、それ以上の積み上げ分は竹田さんにご提案頂いた有料手法の成果だと思います。

竹田:
ありがとうございます。
それにしても、着任当初のシュミレーションがほとんどピッタリというのはすごいですね。さすがの分析能力だなと思いました。

漆畑さん:
いえいえ(笑)。
ここまでを振り返ると、竹田さんには市場分析から戦術の実行までを代わりにやって頂いたという感覚ですね。
先ほど申し上げたように、隠し立てせずに数字を出して頂けるので、一緒に考えることが出来ましたし、そのあたりにも成功の理由があるのかもしれません。

竹田:
はい、そこはまさに弊社の腕の見せ所なんです。
例えば、1級自動車整備士資格保有者というのは、中途採用市場においては非常に採用難易度が高いと言われている方たちです。
今はコンスタントにこのポジションが採用出来ていると思いますが、早い段階で勝ち筋を作れたので、ある程度手法を変えても一定の成果を出せていると思います。
40代で県外在住者をメインターゲットにすることや、数年間転職活動されていない方にアプローチするなど、
他の求人ではやらないこともこのポジションの採用では行っています。

ある調査では、転職活動者のうち、約2/3は転職しなかったという結果が出ています。
ということは、転職活動を“諦めてしまった”1級自動車整備士保有者もいるのではないかと考えました。
御社の場合、そういう方たちに提示できるキャリアがあります。「もう一度転職を真剣に考えてみませんか?」というある種の提案活動ですね。
このポジションに限らずですが、「人がいない」ではなく、「人はいるけれど、届いていない」が実態だと考えています。

漆畑さん:
なるほど。確かに、結構遠方からも応募がありますもんね。定期的に面接が出来ているのは良いですね。

竹田:
自動車教習インストラクターの募集では、県外の応募はごく一部ですよね。
同じ法人の募集ですが、実は、採用している戦術は全く異なります。

転職希望者のフィルターをどんどん外していきたい

— 最後に、これからチームフォワードに期待することを教えて頂けますか?

漆畑さん:
これは社労士さんとかの範疇になるんだと思いますが、福利厚生の改善にはこれから力を入れていきたいと思っています。
もちろん給与アップもしていく必要はありますが、無制限に上げられる訳ではありませんし、それだけではどこかで限界が来ます。
賃金以外の要素で、魅力的な法人だと思ってもらう、入社後に働きやすさを感じて頂く為にもこれからチャレンジしていきたいところですね。

竹田:
制度化する段階では社労士さんの出番かもしれませんが、採用改善という観点でどのような福利厚生が良いのか、についてはアドバイスできると思います。
実際に、そのようなご相談を頂くこともあるんですよ。
例えば、最近のスタートアップ企業は、採用の為に面白い福利厚生を導入していることも多いです。
私は、そういう動向も常にチェックしていますので、静岡の企業が導入するにはどう調整すればフィットするのか、なども含めてお伝えしています。アイデア出しさせて頂きますので、普段の雑談の中でいつでもお聞きください!

漆畑さん:
そうですか、ありがとうございます。
来年以降に向けては、転職希望者のフィルターをどんどん外していきたいですね。
私が普段シュミレーションを作成する時には、静岡県の人口、採用対象年齢、自社に興味を持ってくれそうな職業に就いている人…のような形で大きな数字からフィルターを掛けて絞り込んでいく、という方法を採るのですが、これをやると、一見簡単そうに見える採用も、本当に難しいことが良く分かるんですよね。
ある属性の人たちに対してこのフィルターを外すことが出来れば、採用人数も増えていくはずですから。

竹田:
そうですね。更なる改善に向けて、ぜひ一緒に考えさせてください。

漆畑さん:
仕事って「苦しみの先に楽しさがある」というような考え方もありますが、個人的には「楽しくない仕事も楽しくする」のほうがいいなと思っています。
間接部門も結果にこだわるべきですし、そのプロセスも楽しむというのが私のモットーです。
チームフォワードさんにお願いしている求人は良いコストパフォーマンスを出して頂いているので、引き続きよろしくお願いします。

竹田:
ありがたいお言葉です。本日は、貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。

【あとがき】
お付き合いがはじまった当初、「採用活動のコストパフォーマンスが悪すぎる。何か良い媒体は無いか。」というお問合せを頂いたことを覚えています。
当時、様々な採用ツールをご利用されていましたので、求人媒体として目新しく、かつ、効果的なものをご提案差し上げるのが難しいことをお伝えし、同時に、採用にマーケティング思考を取り入れることで、既存の採用ツールでのパフォーマンスを上げていくご提案をさせて頂きました。
その段階で、定期的に有効応募を獲得できるようになり、一定のご評価を頂きました。

漆畑さんが採用担当になってからは、もうワンランク採用効率が上がったと感じています。一人ひとりの応募者にスピーディ、かつ、丁寧な対応をされていることや、遠方で面接調整が難しい方がいれば、出張面接を行ったりと、諦めずに最後までやり切る姿勢が、きっと応募者の方にも伝わっているのでしょう。

私は普段から「応募から先は営業です」とお伝えしていますが、まさに漆畑さんは採用営業を体現されている方。待遇や採用ツールの選定も大切ですが、採用担当者さまの熱意や努力も採用成功を創る重要なファクターであると再認識したインタビューでした。
貴重なお話を頂戴し、ありがとうございました。


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この記事を書いた人

株式会社チームフォワード代表取締役。
静岡県立浜松南高校 卒業。
静岡県立大学 経営情報学部 卒業。
株式会社マイナビで10年以上の人材コンサルティング経験。静岡県内の中途採用部門責任者として地方企業の採用支援に従事した後、教育研修事業部門の営業部長となり、日本を代表する大手企業への人材育成・組織開発のコンサルティング営業、及び、組織マネジメントを行う。
地元静岡にUターンし、転職エージェントで企業担当/キャリアアドバイザーを経験。                  
2022年 株式会社チームフォワード 創業。

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