3周年

こんにちは。
チームフォワードの竹田です。

2022年10月1日にスタートした「株式会社チームフォワード」は、
3周年を迎えました。
まずは、日ごろからお世話になっているお客様、パートナーの皆様、並びに、応援してくださっている皆様、
この場を借りて御礼申し上げます。

起業当初は、3年続けられたらすごいよなーと遠くに見ていましたが、
過ぎてみればあっという間でした。
それだけ充実していたとも言えますし、3年間で出来ることはごくごく限られているという現実的な時間の制約も感じます。

良い機会なので、創業当時など振り返りつつ、
今何をやっているのか、これから何をやるのか、についてもお知らせしようと思います。
いろいろあった3年間なので、雑多な記事になりそうな気しかしていませんが、
ご容赦頂けますと幸いです。

目次

創業期 地獄の49日間

2022年10月1日、ホームページとロゴマーク以外何もない状態からチームフォワードをはじめました。
ここから3カ月ほどは、来る日も来る日も朝から晩までひたすらテレアポ生活でした。
過去最高レベルにハードワークしているにも関わらず、
誰からもメールが来ない、電話も鳴らない、テレアポしても相手にされない…
しかし、明日も朝からテレアポしなければここから抜け出せない…
今思うと地獄の日々でした。
資本金200万円からスタートしたので、通帳の200万円がじわじわと減っていくという現実も焦りに追い打ちを掛けました。
”やるしかない”状況だったからやれましたが、そうでなければきっと心が折れていたと思います。
この時期、心の支えになったのは、前職でお世話になったLink・ambition原口社長から、卒業祝いに、とご発注頂いたお仕事があったことでした。誰からも相手にされない日々の中で曲がりなりにも「売上が上がったことがある」という事実で自分を安心させていたようなところがありました。

そして、11月19日、ついに初受注!この前にも、惜しくも流れてしまったお話が2つくらいあったので、胃がキリキリする思いでしたが、ようやく…ようやく…この日の喜びは一生忘れないでしょう。
そして、努力は裏切りません。なんと、この日から19営業日連続受注を果たします。努力というより執念という言葉のほうが近いかもしれません。後にも先にもこんなことはないでしょう。
過ぎてみれば、49日間という期間は決して長いものではありませんが、終わりが見えない日々というのは本当に苦しいものです。3カ月、6カ月とあの時間が続いていたら、諦めていたかもしれません。
「やると決めたらやり切る」という習慣が付いていたことが良かった。テレアポは苦しいけれど、最初の2カ月間で約60社との商談に繋がり、現在の礎になっています。労力はかかりますが、費用は月2500円程度の月額使用料のみ。この時期には最高のコスパでした。ハードに使いすぎたのか、最初の1カ月で携帯電話が故障、交換という珍事もありました。

フェーズの変化

最初のうちは、「とにかく目の前の一人を採用する」というミッションが多かったです。
この場合だとどうしても打ち手が限られてしまうのですが、
そんな中でも、あの手この手で成果を出すということにこだわりつつ、
「本来はこういうこともやったほうがいいんですけど…」という提案も同時に続けてきました。
おかげさまで、2年目、3年目と少しずつご依頼頂く内容が変化し、
●組織開発・人材育成領域の案件大幅増
●採用ブランディングや制度改定など採用の土台作りに関するご依頼
●人事領域のアドバイザーとして参謀的なポジションのご相談
と、「目の前の一人を採用する」仕事から「採用できる仕組みを作る」仕事へとシフトチェンジし、
地方に強い中小企業を創りたいという創業時の想いが実現できるようになってきました。

この過程で気づいたことは、
組織領域の課題は複雑なので、問題があることは分かっていても、
どこから手を付ければ分からない人が多く、
どこから手を付ければ良いか分からないことを誰に相談すれば良いかは、
もっと分からないということ。

既存のお客様からは、メニューにないことでも
「竹田さん、こんなことできる?」というお問合せを頂くことが多く、
信頼できる誰かが近くにいれば、解決したい問題はたくさんあるんだなと感じます。

こんがらがっている問題をほどき、
改善するポイントを明らかにするのは、人事領域を幅広くカバーする弊社の得意なこと。
誰に相談すれば良いか分からない人たちに、もっと気づいてもらえるようになることがこれからの目標です。

今、何をやっているのか

これまでは、「採用コンサルティング」という表現が近かったですが、
「採用を起点とした人事コンサルティング」に移行しつつあります。


採用についていえば、
最初のうちは「今ある武器を正しく使う」お手伝いをすることで改善可能なことが多いです。
この領域は、転職エージェントや求人メディアなど、皆さんがイメージする採用ツール、及び、
そのフロントに立つ営業さんに近い領域です。
しかし、一旦採用ができるようになっても、
人材不足が加速する昨今、1~2年経つと、また厳しい状況に置かれるケースも多くあります。
こうなると、もう小手先のテクニックは通用しません。
「新しく武器を作る」フェーズに移行します。具体的には…
●定性的な魅力(やりがいや組織風土など)を可視化する
●給与・休日・福利厚生などの待遇を改善する
●人が辞めない組織、人が育つ考え方を浸透させる などです。
これは「採用コンサルティング」の領域と考えて良いと思いますが、「採用コンサルティング」というにはちょっとはみ出てる気もしますし、私はそもそも採用を単体で捉えることはしません。私が支援させて頂く目的は「稼げる人と組織を作る」ことであり、採用は下位概念だからです。

ここまでやると、じわじわ応募が増えてくる、採用したい人が時々応募してくれる、など
底力が付いてきた実感を持って頂けるのですが、実は日々のやりとりでは、
・評価制度を整えないと、採用しても辞めちゃいますよね
・今のマインドで休日を増やしても、全体の生産性が下がるだけですよね
みたいなことをずっとやってます。
採用の為に休日を増やしたって、結果的に売上が下がったら元も子もありません。

(引用:WEB人事労政)

一般的な人材マネジメント図をお借りしましたが、
頭の中はいつもこんな感じで、限りあるリソースをどこにどういう順番で投入するのが「稼げる人と組織」に繋がるか、ということをやっています。
この図のように、「人材マネジメント」という抽象度が高いところから俯瞰して問題を眺めてみたり、”キャリア採用応募者へのメールの送り方”みたいなめちゃくちゃ具体的なアドバイスまで、抽象⇔具体を広範囲で行き来するのが私の支援内容の特徴かもしれません。

こういう話をすると、「本当に一人でやれるの?」と高頻度で言われるのですが、
私が担当するのは、
①課題と施策を決めること
②効果があるものを見極める目を持つこと の2つで、アウトプットは信頼できるパートナーにお願いしています。
私が採用ホームページやSNSの投稿を作ったり、講師として研修を実施したりということは出来ませんが、それができるパートナーと出会うことを常にしていて、成果が出るアウトプットを見極める鍛錬は欠かしません。
自分の時間と能力には限りがあるので、顧客志向と成果志向を持った、信頼できるパートナーの皆さんにご協力頂きながら、「人材関係ならチームフォワードに相談すれば何とかしてくれる」という状態が構築できつつあります(パートナーの皆様、いつもありがとうございます。注文が細かくてすいません。)

創業から3年経って思うこととこれから

正々堂々としていられれる自分

仕事には、本音と建前があるのが普通。そんなものだと思います。
ただ、私はそれが許せない性格でした。
特に採用領域は、情報の非対称性が大きい為に、よりその思いが強かったのかもしれません。
自分が「こうあるべき」とずっと思ってきたことをやってみたい、
そのエネルギーが、(振り返れば)起業というアクションを起こさせたように思います。
なので、何よりも信頼を大切にすること、その為に、正直・誠実でいることをずっと心掛けてきました。
今、誰に何を見られても恥ずかしくない仕事が出来ていると胸を張れることが、3年間頑張ってよかったと思うことです。

三角の人間関係

「組織」よりももっと小さくてリアルなものに「人間関係」があります。
いろいろな分野で「コンサルに大金を払ったのに無駄だった!」という話を聞きますが、
この手のトラブルは、実は人間関係に起因することが結構多いんじゃないかなと思っています。
ChatGPTに採用のお悩みを相談すれば、7~8割は私がお伝えするのと同じような回答を返してくると思います。
何とも簡単に正論が得られる時代です。
しかし、人は正論では動きません。
採用コンサルティングの現場でも、実は解決するべき問題の半分くらいは人間関係です。
「採用基準を決めたのに、部長が全然違う理由で不採用を連発する」
「せっかく応募してくれた優秀な応募者なのに、面接官が全然面接日程を送ってくれない」
私の周りでは毎日のようにこんなことが起こりますが、これに対して
話が違うじゃないですか!
こっちがどれだけ努力したと思ってるんですか!
とやれば、当然ながら信頼関係は崩れ、改善どころではなくなります。
いつ・誰に・何を・どう言えば動いてくれるのか、をコーディネートすること、
経営と現場、事業部と人事、特定の誰かと誰か、の間に三角の関係を作ること、
これが価値だというのは、3年間やって分かったこと。
20代のうちに、「人は正論では動かない」ことを教えてくれた当時の上司には心から感謝です。

これからについて

チームフォワードは、元々ずっと私一人でやっていくつもりで立ち上げた法人でしたが、
新たなメンバーを募集することにしました。

特にこの一年間で、「自社は何者なのか」が明確になり、
もっと多くの企業に価値提供できるという確信を持てるようになりました。
実際に、新規営業をしていたのは最初の1年間だけで、
その後はご紹介からのご縁でお仕事になっているケースがほとんど、
「誰に相談すれば良いか分からないことを相談する相手」としての認知を広げていくことはほとんど出来ていないのが実態です。

そんなタイミングで、
今年8月にはじめて月間売上が1,000万円を超えたというトピックがありました。
社員ゼロでそれだけやれるなら、もっと自分を信じて良いだろうという自信も持て、
次のフェーズに進むことにしました。

実は今までも、
会社を大きくしないの?と言われたり、
一緒に働きたいと言ってくれるありがたい方も(たまに)いたりしたのですが、
その度にお茶を濁してきました。
なかなか言葉にするのが難しいですが、人生には直観やタイミングがあるんだと思います。

ということで、この記事を見て興味があるという方がいれば、
ご連絡お待ちしてます。
対応領域が広いので、新しいことを学ぶのが好き、という人は向いています。
成果を出すのが難しいので、最後までやらないと気が済まない、という人も向いています。
信頼を大切にしているので、ごまかしたり噓を付いたりできない人、すごく向いています。

ということで予想通り雑多になりましたが、
お読みいただきありがとうございました。

4年目もよろしくお願い致します!

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この記事を書いた人

株式会社チームフォワード代表取締役。
静岡県立浜松南高校 卒業。
静岡県立大学 経営情報学部 卒業。
株式会社マイナビで10年以上の人材コンサルティング経験。静岡県内の中途採用部門責任者として地方企業の採用支援に従事した後、教育研修事業部門の営業部長となり、日本を代表する大手企業への人材育成・組織開発のコンサルティング営業、及び、組織マネジメントを行う。
地元静岡にUターンし、転職エージェントで企業担当/キャリアアドバイザーを経験。                  
2022年 株式会社チームフォワード 創業。

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