経験豊富な経営者ほど失敗しやすい!?失敗しない面接質問のコツ

こんにちは、TEAM FORWARDの竹田です。
本日は、「失敗しない面接質問のコツ」というテーマについてお話しします。
チームフォワードの採用コンサルティングの中で、採用面接に同席して改善のためのフィードバックを差し上げるということを日頃から行っています。
その中で、よくフィードバックを差し上げる内容、逆に言えば、皆さんが失敗しがちなポイントをお伝えしようと思います。
それでは早速、本題に入っていきましょう!
1. なぜクローズドクエスチョンを使ってしまうのか
質問には、*オープンクエスチョンと*クローズドクエスチョンという2つの種類があると言われてます。
・オープンクエスチョン:相手が自由に回答できる、5W1H(いつ・どこ・なに・だれ・なぜ・どのように)で聞く質問
・クローズドクエスチョン:相手がYES・NOや、AかBかCのように、決められた選択肢の中から回答する質問
実は、面接同席をしていると、クローズドクエスチョンを使う方が非常に多いです。
おそらく、面接官にとっては、こちらの方が使いやすい質問方法なのだと思います。応募者が回答したときに、こういう意味かな?こういうことなのかな?と頭の中で自然と考えると思います。そうすると、「~というのは、Aのことですか?それとも、Bですか?」のように、そのまま質問として聞くことになりがちです。
これが、クローズドクエスチョンが多用されやすい理由だと考えています。
2. クローズドクエスチョンの選択肢は「MECE」になっていない
実際に最近あった例では、ある応募者の転職理由が、「残業時間が多すぎて、このまま勤め続けるのは難しい」というものでした。
そこに対しての面接官の質問が、「それでは、弊社への志望動機は、残業が多い環境から離れたいという理由ですか?それとも、もともと弊社に入りたいと思っていたからですか?」という聞き方でした。
これがクローズドクエスチョンだということは、すぐに分かるかと思います。
特に面接の前半でクローズドクエスチョンを多用すると、こちらが知りたい情報を知ることができないまま、もしくは、情報を知るまでに遠回りをした状態で、面接が進むことになってしまいます。
なぜなら、クローズドクエスチョンの選択肢にあがってくるものは、*MECEではないからです。
MECEとは:
問題解決の考え方で、お互いに重複せず、全体に漏れがない状態のこと。漏れや重複があると論理的に考えることができないため、MECEを意識して会話をすることで、問題解決のスピードが速くなるといわれています。
先ほどの事例では、転職理由は、残業時間が多すぎるということでした。それに対して、面接官の質問は、志望動機は残業時間を減らしたいのか?もともと入りたい理由があったのか?でした。
これをMECEで考えてみると、実は漏れがすごくたくさんあります。
この聞き方では、残業時間を減らしたいか、もともと御社に入りたいかの2択しかありません。ですが、もともと貴社に入りたかった理由は、もっとたくさんあるはずです。給料が高いからかもしれないし、有名な会社だからかもしれないし、もともと働いてた知人からいい会社だよと聞いていたからかもしれない。
理由は無数にあるはずなのに、この聞き方では、それが聞き出せないのです。
実際には、この方は新卒の頃にその会社に入りたいと思った明確な理由があり、新卒の時は不採用になってしまったので、中途でもう一度チャレンジしたいということが今回の志望理由でした。たまたま面接の後半でお聞きすることができましたが、最初の段階でちゃんと聞けていれば、もっと早く情報収集ができたはずです。(新卒の時の理由が何だったかは、案件の特定を防ぐために伏せさせていただきます)
3.理由は1つとは限らない。だからこそオープンクエスチョンが効く
理由については、1つではなく複数ある場合ももちろんあります。
Aもあるけど、Bもある。AとBとCがあって、その中で特に大事なのはB、のように、選択肢だけでなく、重要度のバランスなども人によって語り方は全く異なります。
今回を例に挙げて例えると、「残業も減らしたいけど、一番は御社の仕事にやりがいを感じられそうだと思っているからです」というように、AもあるけどBの方が強い、といった言い方もあるかもしれません。クローズドクエスチョンでは、応募者がよほどお話上手でない限り、これらのことが何も聞けません。
では、どうやって聞くか。
答えはシンプルで、「志望動機って何ですか?」と聞けばいいのです。
聞いた際には、おそらく自分の想いをそのまま話してくれると思います。面接の、特に序盤・前半では、オープンクエスチョンを意識して質問をすると、面接で相手をより深く理解することにつながります。
オープンクエスチョンを上手に使って面接ができると、相互理解が進むはずなので、そのように面接が進んでいるのであれば、面接の後半では相互理解ができているという前提で、クローズドクエスチョンを増やしていくことは問題ないと思います。
実は、これまでたくさんの面接を見てきたなかで、面接経験が豊富な経営者さんや論理的思考力が高い方、ビジネス能力が高い方ほど、クローズドクエスチョンを使ってしまう可能性が高いと感じています。
ご自身を振り返ってみていかがでしょうか?
経験が豊富な方ほど、相手の話を聞きながら、あれのことかな、こう言いたいのかななど、ご自身の脳内にあるデータベースから聞きたいことが頭にたくさん浮かんでくると思います。それをそのまま質問しようとすると、「今仰っていたのはAかBかCのどれかだと思うんですけど、どれですか?」のように聞いてしまう。ですが、相手の答えは、Mかもしれないですし、Yかもしれないですよね。
これを一発でクリアしてくれるのが、オープンクエスチョンという非常に有効な質問手法です。
4.まとめ
面接を終えたときに、
・相手のことがわかるようなわからないような、何とも言えない気持ち悪さを感じることが多い方
・結局採用してみないと分からないと、勘で採用の判断をしてしまっている方
・面接での印象と、入社してからの印象が全然違うという失敗をたくさんしている経営者の方
そういった方は、このオープンクエスチョンを積極的に活用していただくことで、面接の改善につながるのではないでしょうか。ぜひお試しください。
面接方法のご相談なども承っておりますので、この記事を読んで思い当たることがあった方は、90分無料相談にお気軽にお問い合わせください。

