【株式会社協和さま】採用サイト制作を通じて見えてきたのは、68年間の歴史が宿る「理念の言語化」だった。

静岡市清水区を拠点に、創業から68年間、防水工事とエクステリア販売の2本柱で地域の住環境を支えてきた株式会社協和。採用の困り事をきっかけに始まったチームフォワードとのご縁が、やがて組織の根幹に触れるプロジェクトへと発展していきました。今回は、人事担当の山下さん、取締役の渡邉さんにお話を伺いました。
【企業概要】
●企業名:株式会社協和 様
●業種:防水工事・外構(エクステリア)工事・屋根工事・外壁工事・総合エクステリア販売 等
●従業員数:48名【実施内容】
●採用サイト制作コンサルティング
方向性の答え合わせができるガイドのような存在
— チームフォワードに依頼する前は、どのような課題をお持ちだったのでしょうか。

山下さん:
4〜5年前に社長から採用業務を引き継いだんですが、ほとんど任せきりの状態からのスタートでした。ハローワークや合同説明会でのブース参加など、前任がやっていたことは引き継いだんですが、やり方が全然わからなくて。
竹田:
そうだったんですね。引き継いだばかりの方は、山下さんと同じように悩まれてる方がすごく多いんですよ。
山下さん:
採用の営業電話もたくさんかかってきたんですが、商品説明ばかりで、何をどうすれば採用できるのかがわからないままでした。安かったので、なんとなく求人媒体も試してみたのですが、応募はゼロ、アフターフォローもなしという結果だったので、相談できる人が欲しいと思っていました。
竹田:
仰るように営業電話ってたくさんかかってくると思うんですけど、そういった背景があって、弊社にお任せいただけたんですね。
山下さん:
竹田さんは他の営業と違って、商品の説明じゃなくて、状況を丁寧に聞いてくれて、提案もたくさんしてくれたんです。当時は、こうしたいんだけどどう思う?って聞けるガイドのような方がいて欲しかったので、そのイメージに合ったのが竹田さんでした。
竹田:
ありがとうございます。その後、求人広告やダイレクトリクルーティングなどでスポット採用の支援をさせていただきました。ただ、応募率は上がったものの、なかなか欲しい人が来てくれないという状況だったんですよね。
山下さん:
そうですね。ダイレクトリクルーティングで半年間、500〜600件送っても結局面接できたのは数人、ということもありました。応募が来ても、面接キャンセルや辞退が6割くらいだったので、実際に面接できたのが1〜2人、1人しか来ないときは、必然的にその方を選ぶしかないという感じで、選択肢が広がらない状態でした。
竹田:
この状況を打破するために、採用サイトのリニューアルをしていくことになったんですよね。
山下さん:
そうですね。もともとやりたいとは思っていたんですが、大きな費用が掛かることなので、2年くらいずるずるしてしまって。ようやく許可が出て、採用サイトのリニューアルを動き出したのがちょうど1年前です。
竹田:
採用サイトリニューアルにあたって、協和様のことを外から見たときにどう見えるべきか、をすごく考えました。防水工事もエクステリアも、お二人から話を聞けば「こういう立ち位置の会社なんだ」とわかるんですが、同業や近い業態の会社が並んでいると、求人票だけでは違いがなかなか伝わらなくて、条件面だけで比べられてしまうんですよね。だから、その違いをちゃんと表に出してあげることがまず必要だと思っていました。
採用サイト制作を通じて始まった、「居住空間の盾」の言語化
— チームフォワードがご支援させて頂いて、よかったと思うことはありますか?

渡邉さん:
私は「居住空間の盾」という言葉を理念として浸透させたいという思いが強くありまして。この言葉の理論に、何を内包するのかはまだ未完成ではあるのですが、このプロジェクトを通して竹田さんと話したことで、ようやく第一歩が踏み出せた感覚がありました。
竹田:
お力になれたようで嬉しいです。当初は、採用サイトをうちで制作させて頂くご提案をしていたんですよね。渡邉さんのお知り合いで信頼できる制作会社さんがいるということだったので、制作はそちらに任せるんだなと思っていたら、「コンサルとして一緒に入ってほしい」と声をかけていただいて、正直びっくりしました。
渡邉さん:
せっかく許可が取れてやるなら、ベストを尽くしたかったんです。竹田さんは1〜2年一緒にやってきてうちの会社のことをよく知ってくれていたし、採用についても詳しいので、一緒に入ってもらえると絶対いいものができると思って。
竹田:
制作会社さんとの最初の打ち合わせで「竹田さんみたいな人が入ってくれるとやりやすい」と言っていただいたのもすごく印象に残っています。制作会社さんはホームページのプロですが、採用という観点で何を伝えるべきかは、制作会社さんだけでは難しいこともあるので、今回のようなチームでやるやり方は、特に地方ではこれからもっとあっていいと思っています。
渡邉さん:
そうですよね。竹田さんに入っていただけたからこそ、納得のいくホームページになったと思います。実は、理念を語る場面も、この採用サイト制作でようやく始まったんです。
竹田:
ありがとうございます。そうですね、ちょうど制作に取り掛かっていた頃に「居住空間の盾」という言葉を聞いたように思います。ただ、求人票に出ている情報と今の協和様の姿がちょっとずれているなという感覚があったので、まずこの言葉をちゃんと理解しないといけないなと思いました。
渡邉さん:
「居住空間の盾」は、私の中では協和の創業から現在まで全部をカテゴライズできる言葉なんです。科学性(防水・エクステリアが建物や暮らしを守るという実績と根拠)、社会性(その結果として生まれる安心)、人間性(それをやっている私たちの誇り)、この3つが揃って初めて完成する言葉だと思っています。でも、伝え方が本当に難しくて。社内でしか通じない言葉を作っても意味がないじゃないですか。竹田さんと話したことで、言葉にしたものをみんなに伝えるための土壌が初めてできた感覚がありましたね。
竹田:
インタビューをするなかで、この言葉は急に出てきたものではなくて、68年という歴史を踏まえた上で、
過去・現在・未来がつながるように定義された言葉なんだなと感じました。エクステリアって、デザインや快適さといった、どちらかというと楽しそうなワードで語られることが多いので、そこに「盾」という言葉を選んだのが、渡邉さんのお人柄や、仕事への責任感がすごく出ているなと思いました。これこそが、御社のアピールポイントになるなと思いましたし、採用サイトを作るうえで絶対に伝えるべきことだと思いました。
渡邉さん:
この言葉を社員一人ひとりが自分の仕事のコアとして持てるようになれば、「協和って何をしている会社?」と聞かれたときに、自分の言葉でちゃんと答えられるようにもなると思うんです。実際に、社員にも採用サイトを見せて感想を聞いたんですが、「もっとこの言葉をそのまま前面に出した方がいいんじゃないか」と言ってくれた子がいて。自分で真剣に考えて意見を言ってくれた、その事実がとても嬉しかったですね。
竹田:
素晴らしいですね。理念の浸透ができると、採用のときにも「この会社でどんな仕事をするのか」が具体的に伝わるようになりますし、入社した人たちが自分の仕事の軸を持って成長していくことにも繋がっていくと思います。コンサルティングを通して、こういった組織の中に流れているものを掘り起こすことが、まさにチームフォワードが入る意味だと思っています。
今回制作した採用サイトはこちら↓
https://www.kyowakensyo.co.jp/recruit.html
これからも、タイミングごとに相談していきたい
— 最後に、これからチームフォワードに期待することを教えて頂けますか?

山下さん:
オウンドメディアがまだ全然手をつけられていないので、そこを一緒に進めていきたいです。あと、ここ5〜6年で若手がたくさん入ってきているのに、研修らしい研修ができていないので、そういうところも手助けしてもらえたらと思っています。
竹田:
ありがとうございます。研修含め、組織コンサルティングもやらせていただいているので、ぜひそちらでもお力添えできればと思います。
渡邉さん:
山下のよきパートナーでいてほしい、というのが一番です。このご縁は山下が開拓してくれたものなので、
彼自身が活躍し、縁が重なっていくことで面白いことが起きていくと思うんですよね。
こうしたい!というときに一番の相談役になってくれる存在が、組織としてもありがたいです。
竹田:
採用と組織はすごく連動しているということを、協和さんとのプロジェクトで改めて実感しました。
理念を言語化していくプロセスが、採用のためだけじゃなく、今いる社員の皆さんにも機能していく—
それがインナーブランディングの本当の意味だなと、私自身も大変勉強になりました。
これからも一緒に、協和さんが描く姿に向かって歩んでいけたら嬉しいです。
本日は、お忙しい中貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。


